ズワイガニ

【福井のカニシーズン】お店ではズワイガニが出回り、県内はカニフィーバー

私は30代の男性で、福井県に住んでいます。やはり福井県民にとってカニと言えばズワイガニと言わねばならない程、身近な冬の味覚として定着しています。子供の頃からズワイ、メスのセイコは11月の漁が開始されると、必ずシーズン中1回は食べる機会があるほど、福井に住む人にとっては当たり前で、スーパーなどにも安く並びます。

食べ過ぎて一度は嫌いになった蟹、カニ味噌に惚れカニシーズンが楽しみ

私の子供の頃には、県の水産組合に勤めていた叔母の影響もあって、飽き飽きするほど食べさせられ一度嫌いになった蟹。また食べるようになったのは、大人になって日本酒を覚え、また蟹の違った一面を知る事になったためです。

子供の頃は苦手だったカニ味噌も、今では蟹の中で外す事の出来ない一番味わう場所になり、日本酒と相性も良いため、カニのシーズンを毎年楽しみにしているのです。

ズワイガニやセイコガニであれば夕食のおかずとして登場したり、軽く晩酌のあてとして食べるので、一人や家族と、更には友人と一緒に食べる事が多いです。

カニシーズンの福井は大賑わい♪スーパーの駐車場で茹で上げズワイガニの即売会

おそらく、都市部の人から見ればかなり贅沢に見えると思いますが、カニシーズン中にはスーパーなどの駐車場でカニが茹で上げられて即売をされるので、あちこちのお店で購入する事が可能です。

当然値段が張るクラスの蟹もいれば、一杯2,000円以内のズワイガニ、数百円のセイコガニはゴロゴロしています。まさに、シーズン中はカニフィーバーとなるスーパーの光景は毎年当たり前となっているので、カニ好きな方であれば毎週どこかで食べているでしょう。

蟹は、スーパーやディスカウントスーパー購入しますが、漁で出た規格外品を押し付けられることもあります。福井の地元で長年生活している人であれば、必ず誰かが漁師とつながりがあると言われる程で、蟹に掛ける金額は少なくて済みます。

カニをさばくのは朝飯前!茹で上げのズワイガニは道具を使わず解体

蟹の一番好きな食べ方は色々ありますが、やはり釜から上がってしばらく冷やした物が一番おいしく、下手な小細工は必要ありません。蟹身の寿司なら価格は300円台ですし、加工すれば値打ちが下がってしまうため、そのまま食べる事が多いです。

食べ慣れている家族であれば、カニをさばくぐらいは朝飯前で、茹で揚げの蟹を道具を使わず解体していき、加工せずに食べます。しかし食べ飽きた人であれば蟹雑炊や味噌汁にしますが、甲羅付き姿のまま販売されている事が多く、かえって調理しずらい為そのまま食べる事が多くなりがちです。

ズワイガニをふんだんに使った蟹どんぶり、福井県民でも滅多に食べられない

セイコガニとズワイガニを大量に貰った時に作れる、酢飯を使用した蟹どんぶりは福井に住んでいても中々味わえるものではないので心が躍ります。ズワイを丸ごと分解して味噌ごと酢飯に混ぜて、更にはセイコの赤子や卵をちりばめた、まさにオス・メスのズワイガニを混ぜたどんぶりは地元でしか味わえない贅沢なのです。

オスとメスの蟹はそのものの味がかなり違い、味は繊細なメスのほうが美味しいと言われる為、福井に住む人は「セイコガニしか食べない」という人もいるほど。セイコガニの風味と、オスのズワイの身がしっかりと歯ごたえを与えてくれる蟹どんぶりは、なかなか旅館などでも味わえないので、無言の蟹解体作業にも熱が入るのです。

毎年この蟹づくしの日だけは、普段バラバラな家族が食卓に揃います。蟹が家族を繋いでくれているようです。毎年の蟹の漁獲量は減ると言われているものの、地元の慣れ親しんだズワイガニは、厳しい北陸の冬を今年も赤い鮮やかな色で染めあげてくれる事となりそうです。